工事台帳の無料ソフトをお探しの方へ!フリーソフトは推奨しません。
工事台帳ソフトをお探しの方の中には、費用を抑えるために無料のソフトでやりくりしようと考えている人もいるかもしれません。
しかし、工事台帳のフリーソフトはおすすめできないというのが正直なところです。
たしかに無料の工事台帳ソフトなら初期費用をカットして気軽に導入できますが、実はさまざまな落とし穴があることをご存知でしょうか?
本記事では工事台帳の無料ソフトのデメリットを具体的に解説し、有料サービスのメリットを詳しく説明していきます。「無料」の言葉に飛びつく前に、ぜひ最後までお読みください。
ソフト名 | 提供会社 |
---|---|
多機能工事台帳CDGWin(フリー版) | 株式会社イチホコンピュータ |
工事台帳2 | ダンゴブラザース・ドットコム株式会社 |
トラスト工事台帳 | トラスト |
VBA工事原価・入金管理 R06 | 合同会社 Soft-j.com |
KANNA | 株式会社アルダグラム |
弊社は、建設業界の業務効率化に特化した「工事台帳アシストAI」というツールも提供しております。
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【重要】無料で使える工事台帳ソフトではなく”有料”のサービスを利用するべき理由
「工事台帳なんてデータを記入するだけだし、わざわざお金をかけるのはもったいない」
そう思われるかもしれませんが、工事台帳の無料ソフトを利用し続けることは、長期的に見ると大きな損失につながる可能性すらあります。
なぜ無料の工事台帳ソフトではなく、有料のサービスを利用するべきなのか、その理由を3つに分けて詳しく説明します。
機能の制限がかなりあるから
無料の工事台帳ソフトの場合、以下のように機能が制限されていたり、有料プランに加入する必要があったりします。
- データのインポート・エクスポート機能が制限されている
- 帳票の出力機能が限定されている
- 複数ユーザーでの同時編集ができない
- データ分析機能が不足している など
結果的に人手に頼らざるを得ない状況になるくらいなら、始めから高性能な有料ソフトを導入して早めに使いこなせるようになったほうが効率的です。
機能が限られているフリーソフトはあくまでも導入版、工事台帳ソフトのチュートリアルという認識でいるのが良いでしょう。
サポート体制が不十分だから
無料ソフトの場合、工事台帳の運用に関するサポート体制は用意されていないことがほとんどです。
何かトラブルが発生した場合、ほかのユーザーの情報を検索したりして自力で解決する必要があります。
- ソフトの使い方がわからない
- エラーが発生した
- データが消えてしまった
- トラブルに対処できる人材が社内にいない
このようなトラブルが発生しても、フリーソフトの提供側が責任をもってサポートしてくれる可能性は極めて低いです。
また、無料のソフトは開発途中で提供が中止されてしまうリスクもあります。
せっかく使い慣れたソフトが使えなくなり、新しい工事台帳ソフトに乗り換える必要が出てくると大きな負担になることは目に見えています。
企業で工事台帳ソフトを導入するなら、先々のリスクをしっかりと視野に入れて、初期投資を惜しまないようにしましょう。
単純に使いづらいから
フリーソフトをおすすめできない一番の理由は、操作性が悪く工事台帳ソフトとして使いづらいからというシンプルなことです。
当然ですが、使いやすいソフトを作るにはデザインを工夫する必要があり、デザインを工夫するには開発費用がかかります。
その点、無料のソフトはデザインが簡素で分かりにくく、工事台帳ソフトに慣れていない人が使いこなすのは至難の業。ソフトの操作に時間がかかって、業務の効率がかえって悪くなると意味がありません。
また、顧客や取引先に提出する書類に、無料のソフトで作成した資料を使うのは会社のイメージダウンにつながる可能性もあります。
出し惜しみしてフリーソフトの操作に時間を取られるくらいなら、有料の工事台帳ソフトを使用してどんどん効率化した方が、結果的にコスト削減に繋がるのです。
工事台帳ソフトをお探しの企業様は「工事台帳アシストAI」をお試しください!
提供会社 | ネクスゲート株式会社 |
料金 | 要問い合わせ |
対応端末 | PC(Googlechrome推奨) |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://nex-gate.jp/ |
当社が提供・運営している「工事台帳アシストAI」では、建設業に特化したクラウド型工事台帳システムとして、経営者様や工事部、経理部門を含むすべての関係者様が効率的に原価管理を行えるよう支援しています。
書類フォーマットが異なる受領書類も、システムにアップロードするだけで自動的にデータを読み取り、集計・分析を行います。
業務の負担を減らしつつ、精度の高い原価管理を実現するシステムとして、弊社リサーチでは工事台帳作成にかかる業務を約80%削減したという結果も出ています。
導入時には専任の支援パートナーが豊富な事例とノウハウを活かして、最適な運用体制を提案いたします。事前ミーティングを入念に行うことでそれぞれの企業様の課題を把握し、導入後も万全のサポート体制を整えているので安心です。
初めての方も使いやすい設計ですので、工事現場のデジタル化を進めていきたいとお考えの方はぜひお試しください。
受領書類をアップロードするだけ!面倒な手入力の業務はなくなります。
導入前と比較すると、工事台帳の作成業務を約80%も削減可能です。
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無料の工事台帳ソフト5選!フリーで使えます◎
ここからは無料で使えるおすすめの工事台帳ソフトを5つ、ピックアップしてご紹介します。
システム開発会社が提供しているもので、安心感を持って利用できるフリーソフトを中心にまとめておりますので、導入前の参考にしてください。
多機能工事台帳CDGWin(フリー版)
提供会社 | 株式会社イチホコンピュータ |
有料プラン | 年間ライセンス:1ユーザー 35,200円~ |
対応端末 | PC |
公式サイト | https://www.ichiho.co.jp/ |
多機能工事台帳CDGWinは、株式会社イチホコンピュータが提供している工事台帳ソフトのフリー版です。提供企業によるサポートはありませんが、サンプル・テンプレート付きで有料版CDFWinに搭載されている機能を一通り無料で利用できます。
使える端末数は2台、扱えるデータは顧客20件、工事20件、業者50件まで。古くなったデータは削除すれば半永久的に使い回せますが、中小企業以上の規模の建設会社様は制限のない有料版を購入することをおすすめします。
工事台帳2
提供会社 | ダンゴブラザース・ドットコム株式会社 |
有料プラン | ・220,000円~ ・年間保守料(サポート料金):33,000円 |
対応端末 | 動作OSが稼動するパソコン |
公式サイト | https://dangobros.com/ |
「工事台帳2」は、工事台帳の作成や原価・粗利益の集計、未収入金や買掛金の管理を簡単に行える工事台帳ソフトです。無料体験版では、ダウンロードするだけで仕入や外注のデータ入力による自動集計、印刷プレビューなどを試せます。
起動回数は50回までで印刷機能の制限もありますが、製品を購入すれば体験版で入力したデータはそのまま移行できます。実際の業務での使用感をしっかりと試してから、スムーズに有料版に移行できるのでおすすめです。
トラスト工事台帳
提供会社 | トラスト |
有料プラン | ‐ |
対応端末 | PC |
公式サイト | http://www.trust1.haru.gs/free/excel.htm |
「トラスト」は、長崎県西海市にある小さな建設会社が運営している建設業支援サイトです。工事台帳をはじめ、見積作成や数量計算表などの業務のテンプレートをエクセル形式で発信していて、フリーデータとしていつでも誰でもダウンロードできます。
Zip形式の解凍ができればどのPCでも活用できるので、掲示板感覚で気軽に利用できるのがいちばんの魅力。工事台帳ソフトではありませんが、有料級のきわめて貴重な情報を無料で提供しているという点でおすすめです。
VBA工事原価・入金管理 R06
提供会社 | 合同会社 Soft-j.com |
有料プラン | 要問い合わせ |
対応端末 | Windows 11/10搭載のPC |
公式サイト | https://www.vector.co.jp/soft/winnt/ |
「VBA 工事原価・入金管理 R06」は、Excelを活用して工事原価と入金管理をする台帳ソフトです。売上金額と支払金額を簡単に入力するだけで、工事ごとの原価台帳や入金支払明細書、月次推移表など、さまざまな帳票を自動で作成できます。
フリーソフトでは、Excelでの基礎的な操作とVBAフォームを使った効率的なデータ入力を体感できるので、初めて工事台帳をソフトを導入する際の参考にできます。有料版にアップグレードするとカスタムサービスも利用できるようになるので、業務改善に本格的に取り組みたい企業様はぜひお試しください。
KANNA
提供会社 | 株式会社アルダグラム |
有料プラン | ライト・ベーシック・エンタープライズの3種類 (各プラン料金は要問い合わせ) |
対応端末 | iPhone、android、iPad、PC |
公式サイト | https://lp.kanna4u.com/ |
「KANNA」は建設業界に特化した現場管理システムで、複数の現場を統合管理できる優れたツールです。現場の進捗状況をリストやカレンダー、ボード形式で簡単に確認でき、直感的な操作で進行管理ができます。
もちろん工事台帳の作成機能も備えており、写真データを基にして報告書を作成することもできるので、携わる人数が多い現場でも有効活用できるでしょう。
「KANNNA」ならトライアル版でも十分な機能を体験できますが、有料のオプション設定を加えるとさらに業務の効率化を図れます。導入企業によって機能や料金プランを柔軟に変更できる体制をとっているので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
無料の工事台帳フリーソフトをお探しの方からよくある質問
最後に、無料の工事台帳ソフトに関するよくあるご質問にお答えします。
自社にあったソフトを見つけるヒントとしてお役立てください。
Q.工事台帳のエクセルテンプレートはありますか?
A. はい、工事台帳として使えるエクセルテンプレートはあります。
ただし、ネット上のものをダウンロードして使う場合はウイルス対策や掲載元の会社名を必ず確認しておきましょう。素人が作ったフリーデータをむやみに使うと、トラブルの原因になりかねません。
弊社でも現在準備中ですので、業務のペーパーレス化にお役立てください。
Q.工事台帳の作成は義務ですか?
A. はい、工事台帳の作成は法律で義務付けられています。
公共工事、民間工事問わず、発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者で当該建設工事を施工するために締結した下請負契約の総額が4000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上になるときは、施工体制台帳及び施工体系図(以下「施工体制台帳等」という。)を作成しなければなりません。 (法第24条の7第1項、第4項)
引用:国土交通省近畿地方整備局より
また建設業法では、工事の工程・使用した材料・工賃などを記録する工事台帳の作成が義務付けられています。万が一現場のトラブルが発生した場合にも、工事台帳は証拠資料として活用できるためきわめて重要な業務なのです。
Q.工事台帳は手書きで作成できますか?
A. 工事台帳の形式に則っていれば事実上は手書きでも作成できますが、現実的ではありません。手書きで作成するとデータの管理にかかる時間が膨れ上がるうえに、誤記や書き間違いが発生する可能性も大いにあります。
また、手書きで作成した工事台帳はデータ化しにくく、他の用途に活用できないというのも難点です。
やはり手書きよりも無料ソフト、そして無料ソフトよりも有料ソフトをおすすめします。
まとめ:工事台帳は無料で使えるフリーソフトではなく有料のものを推奨
以上、今回は無料で使えるフリーの工事台帳ソフトについてご紹介しました。
無料の工事台帳ソフトは一見すると魅力的ですが、実際に使ってみるとさまざまな課題があるのが実情です。長期的に使い続けるのではなく、あくまで導入的なツールとして活用しましょう。
弊社が提供する「工事台帳アシストAI」は、建設業界の原価管理に特化した業務効率化ツールです。
コスト削減にお悩みの企業様は、ぜひご利用ください。
企業の担当者様とのヒアリングを行いながら、業務効率化に向けて徹底的にサポートいたします。
※工事台帳ソフトに限らず、幅広く業務を効率化したい方は、下記の記事もご覧になってください。
建設業向けの原価管理ソフト10選!自社に最適なシステムを選ぶポイントも解説!
▼本記事で紹介した無料ソフト一覧