横須賀市は、市内建設業界の労働環境整備向上を目的に、夏季の熱中症対策器具等の導入費用を一部補助する制度を案内しています。受付期間は延長され、申請の最終期限は2027年1月31日です。
項目 | 内容 |
|---|---|
制度名 | 建設業熱中症対策補助金 |
実施機関 | 横須賀市 |
対象者 | 市内建設事業者など、所定要件をすべて満たす事業者 |
補助対象 | ファン付きウェア、スポットクーラー、ポータブル冷蔵庫 等 |
補助額 | 対象経費の1/2 |
上限額 | 10万円(千円未満切捨て) |
申請期限 | 2027年1月31日 |
実績報告期限 | 2027年2月28日 |
重要事項 | 購入前に申請が必要 |
対象になる事業者がまず確認すべきこと
この補助金は、横須賀市内の建設事業者向けです。対象になるには、次の要件をすべて満たす必要があります。
- 市内建設事業者であること
- 横須賀市の競争入札有資格者名簿に登録された事業者であること
- 市税を滞納していないこと
- 暴力団員、暴力団、または役員が暴力団員である法人に該当しないこと
特に確認したいのは、競争入札有資格者名簿への登録です。市内で建設業を営んでいても、この登録要件を満たしていない場合は対象外となる可能性があります。
補助対象になるもの、ならないもの
対象経費として示されているのは、現場の暑熱環境を改善する器具です。
対象例は次のとおりです。
- ファン付きウェア
- スポットクーラー
- ポータブル冷蔵庫 など
一方で、対象外も明記されています。購入前に確認してください。
対象外となるものは、主に次のとおりです。
- 消費税および地方消費税額
- 消耗品
- 付属品のみ(バッテリーのみ、ウェアのみ等)
- 機能性インナー
- 飲食料品
- 各種保証・保険料など
- 中古品
- リース取引・割賦契約により取得したもの
- 販売や貸付を目的とするもの
- その他、本補助金の趣旨に照らし、市長が適当でないと認めるもの
現場で使う暑さ対策用品でも、飲料、消耗品、付属品単体、中古品、リース・割賦は対象外です。見積や購入予定品を決める段階で、対象経費に入るかを確認しておく必要があります。
補助額は2分の1、上限10万円
補助額は、対象経費の1/2です。上限は10万円で、千円未満の端数は切り捨てです。
たとえば、複数現場で使うファン付きウェアやスポットクーラーをまとめて導入する場合、自己負担を抑えながら夏季対策を進められる可能性があります。ただし、補助対象外経費が含まれると、その分は補助計算から外れます。
申請は購入前。ここが実務上の注意点
横須賀市は、申請手続きについて「器具をご購入する前に、必ずお申込みください」と案内しています。
先に購入してから申請する流れではありません。社内で導入品を決めたら、購入手続きに入る前に申請を進める必要があります。
申請時の必要書類は次のとおりです。
- 発行から3カ月以内の履歴事項全部証明書
※個人事業主の場合は直近の確定申告書の写し
- 役員一覧表
※個人事業主の場合は不要
- 事業計画書
申請は、横須賀市が案内する電子申請システムから行います。
購入後は実績報告と補助金請求が必要
導入器具の購入が完了した後は、横須賀市への実績報告と補助金請求が必要です。実績報告の最終期限は2027年2月28日です。
実績報告時の必要書類は次のとおりです。
- 領収書
- 請求書または内訳のわかるもの
- 導入器具の購入後の写真
- 補助金振込先の金融機関、口座番号、口座名義人(カナ)が確認できるもの
補助金は、申請して終わりではありません。購入後の写真や支払関係書類まで残す必要があります。経理担当者と現場担当者の間で、購入品、領収書、写真の管理をそろえておくと手続きが進めやすくなります。
建設企業が次に確認すること
まず、自社が横須賀市の要件を満たすかを確認します。特に、市内建設事業者であること、競争入札有資格者名簿に登録されていること、市税の滞納がないことが入口です。
次に、導入予定の器具を整理します。ファン付きウェア、スポットクーラー、ポータブル冷蔵庫など、夏季の現場環境改善に直結するものを中心に、対象外経費が混ざっていないかを見ます。
最後に、購入前申請の段取りを組みます。申請期限は2027年1月31日ですが、履歴事項全部証明書や事業計画書の準備が必要です。購入時期から逆算して進めることが大切です。
自社で使えるかを整理してから動く
この補助金は、熱中症対策器具の導入を検討している横須賀市内の建設事業者にとって、自己負担を抑える選択肢になります。一方で、購入前申請、対象外経費、実績報告書類の管理には注意が必要です。
「自社の導入予定品が対象になるか」「申請前にどこまで準備すべきか」を整理したい場合は、制度要件と社内の購入計画を並べて確認するところから始めるとよいでしょう。無理な営業はいたしませんので、必要に応じて状況整理にお使いください。 お問い合わせはこちら